フェムテックと鍼灸 vol.1フェムテックについての私の想い
- 2022年05月26日
- フェムテックと鍼灸

こんにちは。
グラン治療院の院長、鍼灸師の栗本夏帆です。
普段、鍼灸師として働きながら、『一般社団法人 日本フェムテック協会』で常任理事を務めさせていただいています。
この協会では、泌尿器科や産婦人科の医師などが理事を務めていますが、私はその中で唯一の鍼灸師として、フェムテックの分野に鍼灸師がより深く関わっていけるよう、取り組んでいきたいと考えています。
この【フェムテックと鍼灸】のコラムでは、
鍼灸師や治療院(鍼灸院)の方に向けて発信していこうと考えていますが、
専門職以外の方でも、ためになる知識や情報になっています。
vol.1となる今回は、フェムテックについての私の想いをつづります。
全国の鍼灸師や治療院が身近なお悩み相談スポットになれれば……という想いがあります。
それは、相談しにくいお悩みを抱えたお客様の助けになれると思っているからです。
ここ数年でフェムテックという言葉が広がり、
相談しにくい女性の悩みを解決するアイテムやサービスが増えてきましたが、
まだまだお悩みを抱えたままの方がいるという現状も。
その要因としては、人と比べられないからこそ、
「誰に相談していいかわからない」
「こんなことで産婦人科に行っていいのかな」と、
産婦人科に行くことをためらうことが挙げられると思います。
または、「何科に行けばいいかわからない」という声もあります。
そんな時に、毎月通っている治療院で相談ができたら、
女性特有の悩みについて、
知識をしっかりと持っている鍼灸師から話に聞けたらいいと思いませんか?
私がお客様に相談された場合、話の内容を伺ったうえで、
そのお悩みを解決へと導いてくれることが期待できるアイテムやサービスを紹介することも、
鍼灸治療でのアプローチを提案することも可能です。
もちろん、時には「病院で診てもらったほうがいいと思います」と
お伝えすることもあると思いますが、
力になれることがたくさんあると思っています。
現実的に考えると、婦人科も含めて病院では患者さんが多いこともあり、
ひとりに対して十分に話を聞く時間の確保が難しいところもありますよね。
治療院は、1対1で約1時間の治療を行うので、ゆっくりとお悩みを聞くことや会話をすることができます。
悩みを抱えている方と病院との架け橋のような存在に、鍼灸師や治療院がなれれば、
なっていきたいという想いを持ってこのコラムを書いています。
次回は、『そもそもフェムテックって何?』をテーマに、フェムテックについての知識を簡潔にまとめます。
-
-
私が書きました!
栗本 夏帆KAHO KURIMOTO
鍼灸師
所属:グラン治療院東京院
プロフィールはこちら