カラダの調子がお顔に現れる?

鍼灸は昔から体の痛みや不調を改善するために使われてきました。しかし最近では、お顔やお肌をきれいにする「美容鍼灸」が注目されてきています。

こちらのページでは、美容鍼灸の効果やデメリット、そしてどのようなお悩みをお持ちの方々に活用されているのかといったことについてご紹介します。
また鍼灸がどこでどのように生まれたのか、その歴史や、今なぜ美容鍼灸が人気なのか、その背景についてもできるだけわかりやすく書かせて頂きました。

美容鍼灸の施術を受けてみたいけど実際どうなの?という方、さらにはこれから美容鍼灸を学んでみたい!という方にお役に立てると思います。
沢山ご紹介させて頂きますので、次の目次から、ご興味のある記事をクリックして頂きお読み頂ければと思います。

目次
  1. 鍼灸の歴史
    1. -鍼灸の始まり
    2. -日本への伝来
    3. -一寸法師は鍼灸師!?
    4. -江戸時代の日本で鍼がグッと進化
    5. -中国と日本の鍼の違い
    6. -近代の鍼灸
  2. 美容鍼灸とは
    1. -美容鍼灸の歴史
    2. -美容鍼灸の特徴
    3. -美容鍼灸と美容鍼の違い
    4. -様々な美容鍼灸
    5. -美容鍼灸のメカニズム
  3. 美容鍼灸の効果
    1. -たるみ・ほうれい線
    2. -小顔・むくみ
    3. -お顔の左右差(ゆがみ)
  4. 美容鍼灸Q&A
    1. -1回でも効果はあるの?
    2. -どの程度持続するの?
  5. 美容鍼灸のリスク
  6. 体験者の声

鍼鍼灸の歴史

鍼灸の始まり

鍼灸は、約2,000年以上前の古代中国で生まれました。古い時代の医学書「黄帝内経」(紀元前720年頃に書かれたもの)にも、その方法が書かれています。 この本は、2011年にユネスコの世界記憶遺産にも選ばれています。時が経つにつれて、鍼灸は整備され、次の世代に伝えられてきました。

中国は広い国なので、場所によって気候や食べ物が異なります。それによって、人々の体調や症状も変わってきました。そのため、それぞれの場所で、 適切な治療や鍼・灸の方法が発展してきました。そして、これらの知識や技術が組み合わさり、中国の伝統的な医学としてまとめられていったのです。

地図

鍼灸は、古代中国の哲学や考え方と深く結びついています。特に、「陰陽五行学」という考え方がその基盤にあります。この学説は、宇宙のすべてのものや現象を「陰陽」と「五行」で説明するものです。

この考え方によれば、私たちの身体も宇宙の一部として考えられ、小さな宇宙(小宇宙)とみなされます。つまり、私たちの身体に起こるさまざまな出来事や変化は、大きな自然や宇宙で起こることと関連があるとされています。このような考え方をもとに、鍼灸は身体のバランスを整えるための方法として発展してきました。

樹木の成長する様子を表す。(木の枝が上や外に伸びている姿)「春」を象徴する
火が燃えあがっている様子を表す。(物を温め、温度が上昇する様子)「夏」を象徴する
植物の芽が地中から発芽し、作物が育つ様子を表す。(作物の種まきや収穫)「季節の変わり目」を象徴する
土中に光り輝く鉱物・金属が元となる。変革を表す。(清潔、粛降、収斂などの様子) 「秋」を象徴する
水が高い所から低い所へ流れる様や冷却、滋潤する様子を表す。「冬」の象徴。

五行分類

参考
・兵頭明『針灸学【経穴篇】』(東洋学術出版社、1997年)
・形井秀一・高橋研一・坂本大海・原島広至『ツボ単~経穴取穴法・経穴名由来解説・腧穴単語集~』(株式会社エヌ・ティー・エス2011年)

日本への伝来

鍼灸は、仏教が日本に広まるときと一緒に伝わってきました。550年には中国から日本に灸の技術が持ち込まれ、 552年には「黄帝内経霊枢」や「鍼経」という医学の書物が韓国の百済から日本の欽明天皇にプレゼントされました。

その後、鍼灸を専門とする医療職として「鍼博士」という役職が設けられました。平安時代には、この「鍼博士」の一人、丹波康頼が「医心方」 という日本最古の医学の本を書きました。この時期、鍼は主に怪我などの治療に使われましたが、一般の人々にお灸をよく使っていました。特に、平安時代の貴族の間でお灸はとても人気 で、その当時の日記にもお灸のことが書かれています。古典として知られる「徒然草」や「奥の細道」にも、お灸が日常生活の一部として書かれています。 これらの文献から、当時の人々にはお灸がとても身近な存在だったことがわかります。

参考
・伊藤 剛『図解 いちばんわかる!東洋医学のきほん帳』(学研パブリッシング2014年)

一寸法師は鍼灸師!?

「一寸法師」の物語には、彼が持っている「針」には特別な意味がある、という考えがあります。この物語は、平安時代から室町時代にかけて書かれたとされ、御伽草子の一部として知られています。

物語の中の「針」が持つ意味について、次のような解釈が考えられます。

「針」は、ただの道具としてだけではなく、鍼灸師が使う「鍼」としての役割や、特別な力(呪力)を持つものとして描写されているのかもしれません。

古代の人々は、病気の原因として「鬼」や「邪気」「悪霊」が関わっていると考えていました。一寸法師が「針」で「鬼」を退治したことは、病気を治す象徴として解釈することができます。

「鬼」は、普通は姿を見せない存在とされています。しかし、物語の中で鬼が姫君を襲おうとする場面があることから、姫君が病気で苦しんでいることの象徴とも考えられます。

その結果、一寸法師が「針」を使って「鬼」を退治することで、姫君の病気が治った、と解釈することができます。このように、物語の背後には、 当時の医学や信仰が反映されている可能性が高いのです。

参考
・槇佐知子『日本昔話と古代医術』(東京書籍、1989年)

江戸時代の日本で鍼がグッと進化

江戸時代には、日本が外国との交流を制限した鎖国政策を取っていたため、多くの分野で独自の発展を遂げました。鍼灸もその一つで、この時期には日本固有の技術や考え方が生まれました。

特に注目すべきは、盲人の鍼師、杉山和一です。彼は、徳川綱吉の支持を受けて活動しており、視覚障害者が鍼や按摩の技術を学ぶための教育施設を設立しました。これは、視覚障害者が職を持つためのサポートとして非常に意義があるものでした。

さらに、杉山和一は「管鍼法」(かんしんほう)という独特の鍼の技法を開発しました。この方法は、鍼を使う際の痛みを減少させるもので、現在も日本で広く使われています。これにより、治療を受ける人が鍼の治療を快適に受けることができるようになりました。

中国と日本の鍼の違い

・中国の鍼
長さ: 約4.8㎝の鍼体と約3.5㎝の鍼柄で、合計で約8.3㎝。
太さ: 主に0.3㎜前後。
特徴:鍼柄には金具が巻き付けられ、持ちやすく手技を加えやすい。
鍼柄の先端には小さな輪が付いており、鍼を回転させる技術や灸頭鍼の際に利用される。
刺す方法: 主に「単手進鍼法」で、片手で皮膚に素早く刺し込む。
・日本の鍼
長さ: 約3.9㎝の鍼体と約2㎝の鍼柄で、合計で約5.9㎝。
太さ: 主に0.18㎜前後(約33ゲージに相当)。
特徴:一般的に短く、細い鍼を使用。
「管鍼法」という日本独特の手法が主流。

まとめますと、中国の鍼は一般的に日本の鍼よりもやや長く、太く、特定の機能を持った鍼柄のデザインが特徴です。一方、日本の鍼は短く、細いものが主流で、刺す手法も独特な「管鍼法」が主流となっています。

鍼

参考
・王財源『わかりやすい臨床中医臓腑学第2版』(医歯薬出版、2013年)

近代の鍼灸

近代の鍼灸治療の歴史と現状をシンプルにまとめますと次のようになります。

・戦後の日本
GHQは鍼灸の施術禁止を提案しましたが、鍼灸師の活動によりこの提案は撤回されました。1947年には「あん摩マッサージ指圧師、はり師きゅう師等に関する法律」の原型である法律が制定されました。

・鍼麻酔の注目

1971年、米国のニクソン大統領が中国を訪れた際、中国の鍼麻酔が国際的に報道され、世界中で研究が活発化しました。

・WHO(世界保健機関)、NIH(アメリカ国立衛生研究所)の関与
1979年、WHOが鍼治療の効果が期待できる疾患リストを発表。1997年には、NIHが鍼の一部の病態や疾患に対する有効性を認める声明を発表しました。2008年にはWHOが経穴の位置を国際標準化しました。

・鍼灸治療の進化
鍼灸は統合医療の中で重要な治療法として位置付けられています。日本は高い鍼の製造技術を持ち、国内メーカーのセイリンは世界初のディスポーザブル鍼を開発しました。

・日本の現状
2013年の調査によると、鍼灸の受療率は5.6%で、まだ多くの日本人が鍼灸治療を受けたことがないとされます。鍼灸はスポーツやリハビリ、美容の分野でも取り入れられています。

参考
・矢野忠・安野富美子・坂井友実・鍋田智之「我が国における鍼灸療法の受療状況に関する調査」(『医道の日本』Vol.74 No.8、209-210、2015年)

美容鍼灸とは

美容鍼灸の歴史

日本では数十年前から、美容のための鍼灸が行われていました。始めはあまり知られていなかったのですが、「ナチュラルビューティー」や「インナービューティー」といった言葉が現れ、人々が自然な方法での美しさを追求するようになると、美容鍼灸も注目されるようになりました。特に、雑誌やテレビ、SNSでの紹介が増え、今では銀座や表参道にも多くの専門店ができています。

一方、海外では20年ほど前から美容鍼灸がブームになり始めました。特にアメリカやヨーロッパで、ハリウッド女優たちがこの施術を受けていることが報道され、多くの人が興味を持つようになりました。

最近では、日本を訪れる外国人の中にも、この伝統的な施術を受けたいと思う人が増えています。さらに、日本の鍼灸師の技術は世界中の富裕層の間でも評価されており、高級ホテルや豪華客船の中でも施術が提供されるようになっています。
そして海外からも多くの専門家が日本の美容鍼灸の技術を学びに来ていて、鍼灸の発祥の地でもある中国などからも日本の技術を学びたいという声が増えています。

美容鍼灸の特徴

中医学では「きれい」であることと「元気」でることが、実は密接に関係していると考えられています。元気で健康な体は、外見もきれいにしてくれるということです。
そのため、体調が悪いと、その悪さが顔に出ると言われます。
美容鍼灸は、体の不調を整えることで、自然とお顔もきれいにしてくれる方法です。
具体的には、体の内面にある問題と顔の表面に現れている問題の両方に、鍼とお灸を使ってアプローチします。この二つのアプローチを一緒に行うことが、美容鍼灸の特徴です。

美容鍼灸と美容鍼の違い

美容鍼灸と美容鍼は同様の意味として使われていることも多いのですが、厳密には次のような違いがあります。

・美容鍼灸
目的: 体全体の健康を考慮しながら、外見的な美しさも追求する施術。
方法: お顔や頭だけではなく、体全体の経穴(ツボ)や筋肉に鍼を使って刺激を与えます。さらに、お灸の熱の刺激を併用することもあります。
効果: 体の内部からの健康を促進し、その結果として顔の美しさも向上させます。

・美容鍼
目的: お顔の美しさを中心に施術を行う。
方法: お顔や頭にのみ鍼の刺激を与える施術。
効果: しわやたるみ、くすみなど、顔の表面の問題に直接的にアプローチします。
お灸: 美容鍼では、一般的にはお灸は使われません。

つまり、美容鍼灸はお顔だけでなく全体の健康も考えた施術で、お灸も一緒に使うことがあるのに対し、美容鍼はお顔の美しさを中心に行われる施術でお灸は使用しない、という違いがあります。

様々な美容鍼灸

美容鍼灸には様々な方法があります。鍼の使い方や組み合わせによって、多くの技術が生まれています。

(1)鍼だけを使う美容鍼灸
お顔に鍼だけを使って施術します。この時、西洋医学的に筋肉の特定の点に着目して行う方法や、中医学的に経絡(けいらく)や経穴(けいけつ)をターゲットにした方法があります。

(2)パルス(電気)を使う美容鍼灸
お顔に鍼を刺し、その鍼を通して電気を流します。これにより、筋肉や筋膜を動かせるため、すぐに効果を感じられやすいです。さらに、電気のリズムで自律神経を整え、リラックスすることもできます。

(3)フェイシャルトリートメントなど他の施術を組み合わせた美容鍼灸
エステティックのフェイシャルの手技と鍼灸を組み合わせて行います。鍼の痛みを少なくするために、少数の細い鍼を用いることが多いです。鍼で皮膚の内側を、そしてフェイシャルで外側をと、両面からケアをしていくことができます。

(4)刺さない美容鍼灸
鍼を皮膚に刺さない特殊な鍼やローラーで、経絡や経穴を刺激します。また、特別な機械を使って、体の電気の抵抗を測定し、施術のポイントを見つける技術もあります。

このように、美容鍼灸には様々な方法がありますので、自分に合った方法を選ぶことができます。

美容鍼灸のメカニズム

美容鍼灸のメカニズムには、主に次の3つがあります。

(1)経穴への刺激効果

人の体には「経穴」(けいけつ)と呼ばれる特別なポイント(一般的にツボといわれているポイントです)があり、これらは体内のエネルギー(気)や血液や栄養(血)の流れと密接に関わっています。
体のエネルギーや栄養のバランスが崩れると、それが肌や健康の不調として表れることがあります。
美容鍼灸で経穴を刺激することにより、エネルギーや栄養の流れが正常化し、お肌や体の健康を向上させる効果が期待できます。
また、お顔にも経穴があり、これが体の他の部分と深く関連していることが中国最古の医学書「黄帝内経」に記されています。

参考
・王財源『美容と東洋医学 人間美と健康美の原点』(静風社、2017年)

(2)筋肉への刺鍼効果

美容鍼灸では、細い鍼を使用してお顔の筋肉に刺激を与えます。
顔の筋肉が長時間緊張していると、それがしわやたるみとして現れることがあります。
鍼で筋肉に刺激を与えることで、筋肉の緊張が和らぎ、リラックスした状態になります。

さらに、鍼の刺激によって筋肉内の血流が改善され、新鮮な血液が筋肉に供給されることで、凝りの緩和やむくみの解消につながることが期待できます。

参考
・木下晴都「局所疼痛に対する針作用の実験的研究 II: 強縮後の短縮高回復過程に及ぼす置針の作用」(『昭和医学会雑誌』41巻4号、303-403、1981年)
・Shinbara H1, Okubo M, Sumiya E, Fukuda F, Yano T, Kitade T.『Effects of manual acupuncture with sparrow pecking on muscle blood flow of normal and denervated hindlimb in rats.』(Acupunct Med.149-159、 2008)
・Sandberg M1, Lundeberg T, Lindberg LG, Gerdle B.『Effects of acupuncture on skin and muscle blood flow in healthy subjects.』(Eur J Appl Physiol. 114-119、2003)

(3)皮膚組織の創傷治癒効果

鍼をお肌に刺すことで、お肌の中に微小な傷が生じます。 この微小な傷に反応して、肌は自分を修復しようと動き出します。このプロセスを「創傷治癒」(そうしょうちゆ)といいます。
傷を治そうとする肌の反応により、コラーゲンやエラスチンという肌の弾力やハリのもととなる成分が生産されます。
結果として、肌の再生が促進され、ハリや弾力を取り戻したより若々しい肌へと変わっていきます。

まとめますと、美容鍼灸は体のバランスを整え、顔の筋肉や肌に直接的な刺激を与えることで、健康的で若々しい美しさを引き出す方法です。

参考
・小川和宏『PDGFとEGFとによる創部瘢痕形成減少の検討』(『岐阜歯科学会雑誌』33巻1号、1-9、2006年)
・山本丈至『創傷治癒のメカニズムとケガの功名 : 生命の神秘と科学の醍醐味』(『Biophilia』Vol.7 No.4、44-47、2011年)

美容鍼灸は
こんなにすごい!

たるみ・ほうれい線

お顔がたるみ、ほうれい線が濃くなってくる要因は種々ありますが、
その中でも大きな要因の一つとして挙げられるのが、表情筋(お顔の筋肉)のたるみです。
お顔の表情筋というのは、抗重力筋と呼ばれる、重力に抗うために発達してきた筋肉です。
この表情筋の力が年齢とともに弱まってきてしまうことにより、
重力に負けて筋肉が引き下げられ、お顔のたるみという形で表れてきます。

お顔がたるみ、ほうれい線が濃くなってくる要因

たるみ、ほうれい線へのグランでのアプローチ
「たるみ、ほうれい線へのグランでのアプローチ」

多数の鍼で多くの筋肉を同時に刺激

お顔の筋肉というのは、個々にそれぞれ単体で存在しているのではなく、薄い筋膜で全てつながっています。
そのため、グランでは様々な表情筋を同時に刺激して表情筋全体を活性化することが重要だと考えており、お顔だけで約100本の鍼を使用します。

頭部の筋肉への鍼による刺激

頭部の筋肉への鍼による刺激

お顔の表情筋はそれぞれ筋膜でつながっているとご説明いたしましたが、頭部の筋肉ともつながっています。
そのため頭部の筋肉のゆるみがお顔のたるみにも影響してきます。
グラン治療では、お顔と併せて頭部にも鍼の施術を行います。
こめかみ部分から鍼を刺し、頭皮と頭蓋骨の間に沿わせて鍼を進めていく独特な技法による施術をしていきます。

頭部の筋肉への手指による刺激

頭部の筋肉への手指による刺激

頭部は、頭皮のすぐ下に骨がありますので、手指での圧迫刺激が有効に伝わりやすい部位の一つです。
「ベンチュリー効果」という現象があります。これは、庭に水やりなどをする際にホースの先端をおさえて細くすると勢いよく水が遠くに飛んでいく現象の事ですが、頭部を圧迫すると、リンパの流れや血流が良くなります。
そのような現象を利用して、頭部の環境を改善していくことがこの施術の狙いです。

小顔・むくみ

お顔が本来よりも大きく見えてしまうのにはいくつかの原因が考えられます。

咬筋(こうきん)のコリ

咬筋(こうきん)のコリ

ものを噛む際に、咀嚼筋(そしゃくきん)というお顔の筋肉を使います。咀嚼筋は3つの筋肉の層からなり、その最も表側にある筋肉が『咬筋(こうきん)』です。食べる際に強く噛んでしまう方や、ガムを良く噛む、歯ぎしりをする方はこの咬筋がこり、固く張った状態になってしまいます。

お顔のむくみ

お顔のむくみ

身体に余分な水分が溜めこまれてしまっている状態になりますと、お顔にはむくみが表れます。 お顔がむくむと、身体はスリムなのに太っているように見えてしまうことも。むくみは、体の冷え、塩分やアルコールの取りすぎなどで起こります。
また自律神経の乱れや、腎臓や肝臓の機能低下により代謝が滞ることでもむくみが起こってきます。

お顔の筋肉のたるみ

お顔の筋肉のたるみ

年齢と共に表情筋が重力に負けて下がり、お顔がたるんできてしまいます。
特に頬の部分が垂れ下がってくると、お顔が膨れた印象になってしまいます。

首回りの筋肉のこり・むくみ

首回りの筋肉のこり・むくみ

首肩まわりの筋肉が凝ることにより、首のラインが強張って膨らんできます。さらに、むくみがあることで首がふっくらしてきます。これらの原因により首とアゴとの境界線が薄れ、ぼやっとした印象のお顔になってしまいます。

たるみ、ほうれい線へのグラン治療院でのアプローチ
「小顔」へのグランでのアプローチ

鍼でツボ&筋肉を刺激して咬筋のこりをケア

咬筋を鍼で刺激してこりをケアします。
また顎関節症の調整にも用いるツボ、頬車(きょうしゃ)、下関(げかん)を鍼で刺激し、咬筋の緊張を解いていきます。

  • ※当院の施術をご取材下さいましたwebメディア『美boute』より掲載させて頂きました。
  • ※効果には個人差がございますので、効果を保証するものではございません。
鍼で流れを整えてお顔のむくみをケア

鍼で流れを整えてお顔のむくみをケア

お顔の筋肉に鍼で刺激を与えます。鍼を刺すと筋肉は収縮し、そして鍼を抜くと緩みます。
この筋肉の収縮・弛緩の作用で血液やリンパの流れを整えていきます。
また身体に冷えをため込んでしまっている方には、お灸を用いて身体の冷えをケアしていきます。
さらに鍼で自律神経を整えていくとともに腎臓や肝臓をケアし、水分代謝を調整していきます。

  • ※当院の施術をご取材下さいましたテレビ番組より掲載させて頂きました。
  • ※効果には個人差がございますので、効果を保証するものではございません。
多数の鍼で表情筋や筋膜を刺激してたるみをケア

多数の鍼で表情筋や筋膜を刺激してたるみをケア

お顔の表情筋は筋膜により頭部の筋肉ともつながっています。そのため頭部の筋肉の弛緩こりがお顔のたるみにも影響してきます。
グラン治療では、お顔と併せて頭部への刺鍼も行い、頭部の筋肉に刺激を与えてきます。

首肩まわりの筋肉のこり・むくみを解消してシャープなお顔立ちに

首肩まわりの筋肉のこり・むくみを解消してシャープなお顔立ちに

鍼とお灸を用いて首肩まわりの筋肉のこりとむくみをケアしていきます。
首とアゴとの境目がはっきりして凹凸が出ることにより、シャープで引き締まった印象のお顔立ちになります。

お顔の左右差(ゆがみ)

お顔の左右差(ゆがみ)ができてしまう原因は?

お顔の左右差(ゆがみ)の原因
①身体のバランスの崩れと筋肉のこり

①身体のバランスの崩れと筋肉のこり

身体のバランスの崩れは、より上の部分の筋肉で修正しようとするので、特に首肩まわりの筋肉への負担が大きくなり、
その部分がこってきます。首肩まわりにこりがある事によって、それが今度はお顔の筋肉への負担となりお顔にゆがみが出てきています。

身体のバランスの崩れは、次のような普段の何気ない行動(癖)から生まれてきます。

立ち姿勢の癖

電車やバスに乗っている時、待ち合わせの時など立っている時にいつも片方の足に体重をかけてしまう。(”休め”の姿勢)

座っている時の癖

椅子に座っている時に、つい足を組んでしまう。

寝る時の癖

いつも同じ方向を向いて寝てしまう。

バッグや荷物を持つ際の癖

バッグをいつも同じ方の肩にかけてしまう・リュックサックを肩がけでかけてしまう

②お顔の筋肉のこり・ゆるみ

②お顔の筋肉のこり・ゆるみ

お顔には目を開いたり、表情をつくる時に動かす「表情筋」や、ものを噛むときに動かす「咬筋」(こうきん)などの筋肉があります。
これらの筋肉に負担がかかり緊張状態が続くと、お顔の筋肉にコリまた逆にゆるみが生まれてきます。
お顔の筋肉のこり・ゆるみの程度には場所により大小が出ますので、そのままお顔の左右差・ゆがみとなって表れてきてしまいます。
またお顔の筋肉がこっていますと、血液やリンパの流れに滞りが生じ、血色不良、肌荒れ、むくみなど様々な美の障害につながります。

利き目

人間は左右どちらかの「利き目」をメインにして物を見ています。もう片方の目でそれを補うことで立体的に捉えることができるようになっています。そのため、「利き目」が良く使われるのでその周りの筋肉がこり、もう一方の目では、次第に筋肉が衰えてたるんできてしまいます。

噛みぐせ・歯ぎしり

いつも同じ側ばかり使ってしまう方は、片側の咬筋が特に発達して緊張した状態になってきてしまいます。また歯ぎしりをする方も、この咬筋が固くこり固まってきてしまいます。この咬筋の緊張度合いの左右差が、そのままお顔の左右差・ゆがみとなって表れてしまいます。

がんばり笑顔

接客業などでいつも笑顔でいなければならない方は、表情筋に疲れがたまりコリ固まってしまいます。それが原因で自然な表情が作りにくくなり、笑顔を作るためにより頑張らなければなりません。その結果、表情筋がこってしまうという悪循環に陥ります。

年齢とともに起こる
お顔の筋肉のたるみ

お顔の筋肉は年齢と共にゆるみ、重力に負けて垂れ下がってきてしまいます。
このお顔の筋肉のゆるみも左右均等には起こってきませんので、左右差(ゆがみ)の原因の一つとなります。

お顔の左右差(ゆがみ)へのグランでのアプローチ
鍼とお灸を用いてお身体(特に首肩まわり)の筋肉の凝りを解消

鍼とお灸を用いてお身体(特に首肩まわり)の筋肉のこりを解消

首肩まわりの筋肉やツボに鍼とお灸を用いて刺激を与え、血流を改善させて凝りを解消していきます。
またこの部分の凝りを解消することによってお顔や頭部への血液やリンパの流れも改善されますので、お顔の筋肉の凝りの改善や美容の効果にもつながります。

鍼でお顔のツボ&筋肉を刺激して凝り&緩みを解消

鍼でお顔のツボ&筋肉を刺激して凝り&緩みを解消

お顔の表情筋や咬筋を鍼で刺激して凝りを解消します。併せて顎関節症の治療にも用いるツボ、頬車(きょうしゃ)、下関(げかん)を鍼で刺激し、咬筋の緊張を解きます。 一方、緩んで下がってきてしまっている筋肉には、鍼で刺激を与えることにより活性化させ、筋肉が元にあった位置に戻るよう促していきます。

日常でのセルフケア法の指導

日常でのセルフケア法の指導

鍼灸の施術によってお身体の筋肉の凝りが解消されてバランスが改善され、そしてお顔の左右差(ゆがみ)が改善されたとしても、根本原因である身体のバランスを崩してしまう癖が治らなければ、 また同じように左右差(ゆがみ)が起きてきてしまいます。
そこでグラン治療院では、立っている時、座っている時で、どれだけ身体のバランスが崩れているかをお客様ご自身でご理解いただける重心チェックを行っています。 また同時にお客様の無意識の中にある癖をチェックしてご自覚頂くことで、普段の生活で身体のバランスを整えていくセルフケア方法をご指導しております。
鍼灸師よる鍼灸の施術とお客様ご自身によるセルフケアにより、バランスの整った美しいお身体・お顔を目指します。

美容鍼灸のよくある質問!

1回でも効果はあるの?

効果の現れ方には2種類あります。

直後効果としましては、むくみが整えられてフェイスラインがシャープになる、リフトアップしてほうれい線が目立たなくなる、
目の開きがよくなりパッチリとした印象の目になる、目のピント調整機能が調整されて視界が開ける
などが挙げられます。
事後効果としましては、肌質の調整や肌のモチモチ感の向上、化粧のノリがよくなるなどが挙げられます。
これらの効果はその方のお身体の状態によっても異なります。

効果はどのぐらい持続するの?

効果はどのぐらい持続するの?

効果はおよそ2週間前後で落ち着いてくる場合が多いので、2~3週間を目安に数回続けて施術を受けて頂く事で効果を高めていくことが期待できます。その後は月に1~2回程度のペースで定期的に施術を受けて頂くことをおすすめします。

効果と持続力を高めるためには根本原因へのアプローチが必要

効果を高めてさらにその効果を長く保つことを狙い、お顔に加えて首や肩への施術を同時に行う鍼灸院もあります。日本人の多くの方が首や肩にこりをお持ちですが、そのこりを調整することでお顔への血流が整えられ美容の効果を高めることが期待できます。さらには首のラインが美しい曲線になり、顎のラインと首との境界がクッキリすることによって見た目の小顔につながります。

リフトアップ・ほうれい線の持続時間

「 リフトアップ・ほうれい線の持続時間 」

リフトアップ・ほうれい線を薄くしたいとのご希望にて当院をご利用されますお客様の多くは、下記のようなご体感をされていらっしゃいます。
施術直後は、頬がやや突っ張った感じがあります。翌日以降にはその突っ張り感が無くなるものの、頬やほうれい線の変化は数日見られ、その後ゆっくりと10日~2週間程度かけて戻ってくるように感じられます。
※お客様から頂きましたご体感のご感想です。全ての方が同様のご体感を頂ける保証をするものではございません。

ニキビ・肌荒れ・美肌効果の持続時間

「 ニキビ・肌荒れ・美肌効果の持続時間 」

ニキビ・肌荒れのケアや乾燥や脂っぽいお肌を調整したいとのご希望で当院をご利用頂いておりますお客様の多くは、下記のようなご体感をされていらっしゃいます。
施術の翌日の朝に、お顔を洗おうと頬に触れるとお肌が手に貼りついてくるようなモチモチ感が出ている、と感じれるお客様がいらっしゃいます。また、施術直後や翌日、翌々日よりも、2週間後の肌の調子が最も良いようだ、とおっしゃられる方も多くいらっしゃいます。これは、鍼の施術により血流が調整され、肌のターンオーバーに影響してるためと考えられます。肌のターンオーバーの周期に合わせ、2週間~1ヶ月程度をかけて徐々に肌が整えられていきます。なお鍼の施術には、『好転反応』(こうてんはんのう)というものがあります。
鍼の施術により状態が回復される過程で一時的に悪化するように見られるものです。ニキビの場合にもこの好転反応は表れ、施術直後にニキビのサイズがはっりとわかる程度に大きくなったり、また翌日以降に肌に赤みが出る、ニキビが目立つようになる、といった場合があります。
しかし時間の経過とともに状態は落ち着いていきます。

小顔効果の持続時間

「 小顔効果の持続時間 」

お顔や体がむくみがちな方や、また噛みしめが強いことによって筋肉にこりが出ているといった方は、多くの方が施術直後から変化を感じられます。しかし、そのむくみや噛みしめが起こる根本原因をケアしないと、再度むくみやこりが出てきてしまって元の状態に戻ってしまいます。
当院では、お顔への鍼の施術に加えて首肩まわりや全身のツボに鍼と灸による施術を行うとともに(施術内容はコースにより異なります)、日常生活上でのご指導をさせて頂き、その根本原因にアプローチしていきます。

美容鍼灸では上記のように様々な効果が期待できますが、その効果の現れ方には個人差があり、
また持続性はお悩みにより大きく異なります

美容鍼灸のリスク

内出血

内出血

美容鍼灸は薬剤を用いることがないため副作用のリスクが低く、また外科的な施術とは異なり腫れや痛みといったダウンタイムがほとんどない、自然で体に優しい美容施術と言えます。
しかし、鍼をカラダに刺すという施術であることから、避けることができないリスクがあります。
それは、出血や内出血を起こす可能性があるということです。
内出血がおきました場合、見た目としてあまりよくないですが、おさまっていく過程で肌には良い影響があります。
内出血が起こるとどのようになるのか、おさまるまでの期間、そして早くおさめるための方法につきましてご紹介します。

内出血についてさらに詳しくはこちら
好転反応

好転反応

鍼灸の施術を受けた後、体が回復へ向かう際に「好転反応」と呼ばれる状態が一時的に出る事があります。
施術を行うと全身の血流がよくなり、新陳代謝が高まっていきます。
こうした変化に身体がついて行かず、さまざまな不快状態となって現れるのが好転反応です。

「副作用」と「好転反応」の違いは?

「副作用」とは本来の目的以外の好ましくない反応のことを言います。鍼灸の副作用の例としてめまいや吐き気があります。
一時的に血圧や心拍数が下がり、脳に行く血液循環量を確保できないためにその状態が起きることがあります。

好転反応の代表的な症状かゆみ・発熱・発汗・眠気、倦怠感・頻尿・排便増量・生理出血の増量・吹き出物・ニキビ・状態増悪・痛みの移動

状態の種類や程度は、上記の他にも人によって様々です。また、続く時間も施術後だいたい2~3日が多いと言われていますが、状態や体質によって軽く治まる場合や長引く場合もあります。
鍼灸の施術を受けた全ての方に好転反応が現れるわけではありません。もし現れたとしても、「鍼灸治療が自分に合わない」と思い込まず、身体が正常に向かうために必要な過程だととらえて頂き、鍼灸を受けられることをおすすめします。好転反応の具体例、また症状が出た場合の過ごし方につきまして詳しくご紹介します。

好転反応についてさらに詳しくはこちら

美容鍼灸の施術を受けられましたお客様の声

むくみがとれてスッキリ

口コミ

痛みに配慮してもらえるところが、とても好印象でした。
やはり鍼灸は痛みや熱さが連想されやすいので、その不安をぬぐってもらえるような接客でした。
効果の方は、何だか顔の筋肉が活性化したような感じと、むくみがとれてスッキリとした感じがあり、効果を感じられました。
保湿をすると、より効果が得られるとのことでしたので、鍼治療が終わった後のアルコール消毒?の後に何か保湿クリーム等を塗っていただけるとよかったなと思いました。
しかし全体的にとても満足できました。ありがとうございました。 ※ご体験頂きました個人の皆様より頂きましたご感想です。
効果には個人差がございますので、全ての皆様に効果を保証するものではございません。

目が大きくなった

口コミ

やって頂く前は少し怖かったのですが思っていたよりも痛みやいわ感はありませんでした。鍼を外して頂いた後は全体的にスッキリとした感覚があり、私は特に目の周り、まぶたが軽くなった様に感じる事ができました。
実際、鏡を見るとまぶたがスッキリとしていつもより目が大きくなった印象でした。
肌の触り心地も柔らかくなった様に思えます。肌への効果は個人差があるそうなので、明日以降どの様に変化がかんじられるのか楽しみです。
興味があるなら一度やってみた方がいいと思います。今後も通いたいとと思いますのでよろしくお願いします。 ※ご体験頂きました個人の皆様より頂きましたご感想です。
効果には個人差がございますので、全ての皆様に効果を保証するものではございません。

フェイスラインがすっきり

口コミ

初めて鍼とおきゅうしたのですが思ったよりも痛くなかったです。
はりというとすごく痛いというイメージで受けるまではちょっとこわかったのですが実際に受けてみるとほっぺたとまゆげの上が少し痛いかな?って感じでしたが大丈夫でした。
Before→afterではフェイスラインがすっきりしたので良かったです。
おきゅうも乗せた時は少し香りでむせそうでしたがだんだんと慣れてきたらポカポカして心地良くなりました。
これで目の下のクマが消えてくれたらイイなと…。
数日後の変化が楽しみです。また、はりもおきゅうもやりに来たいと思いました。
※ご体験頂きました個人の皆様より頂きましたご感想です。
効果には個人差がございますので、全ての皆様に効果を保証するものではございません。

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監修者

グラン 横浜スパイアス院 院長 川﨑 真澄

グラン 横浜スパイアス院 院長

masumi kawasaki

川﨑 真澄

「 所属 」

(社)日本鍼灸協会 代表理事
(社)日本温活協会 本部指導員
北海道科学大学 薬学部 特別講師
アルファ医療福祉専門学校 臨床実習特別講師
窪田理容美容専門学校 特別講師

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