毎月おとずれるつらい生理には、ツボでフェムケアをしよう
- 2023年06月15日
- 生理のこと
こんにちは。
グラン治療院です。
東洋医学の考えに基づいて身体を整える施術の鍼やお灸が、女性の健康課題に役立つことはご存じですか?
WHO(世界保健機関)によって定められているツボが『361カ所』
その中には、生理痛、月経異常、乳腺症、更年障害など、
婦人科系の疾患に用いられるツボも存在しています。
東洋医学の代表的な考え方の1つに『未病治(みびょうち)』という考え方があります。
これは、病気になる前の段階を治療するという意味で、まさに鍼灸治療はこの未病治を得意としています。
予防医学ですね。
ぎっくり腰になってから鍼灸治療に行くのではなく、ぎっくり腰にならないように定期的にメンテナンスとして鍼灸治療に通っておく。
ということです。
私は、知識もまた未病治だと思っています。
なにか問題がおきたときに、知識があれば不安になることが減るとおもいます。
それに、対処方法もわかります。
今、自分の身体にはこういうことがおきているから、病院を受診しようだったり、こういうセルフケアをしようだったり、鍼灸院にって自律神経を整えてもらおうなどと、行動にうつせるようになると思います。
知らないと、誰に相談したらいいかもわからないし、この悩みって自分だけかもしれない、などと不安につながりやすいと思います。
なので、少しずつでいいので自分の身体について知っていくこと、それが未病治という考えかただということを覚えて頂けたら嬉しいです。
そんな未病治の1つとして、ツボの紹介を致します。
ぜひ普段から活用し、辛い症状をすこしでも緩和したり、症状がでないよう予防として活用して頂けると嬉しいです。
そもそもツボとは?
ツボは、東洋医学の気の概念です。
ツボ⇒生命のエネルギー
気の不足や滞りによって
↓
身体のバランスが崩れ不調が現れる
↓
気になることや不調
気が滞っていると考えます
↓
この気は栄養の通り道である
経絡(けいらく)によって全身を巡り、
ツボはその経絡に沿って点在します
↓
ツボを刺激
気を調整し流れがスムーズになることで
体調が整う
ツボを刺激してセルフでフェムケアをしよう!
①生理前のイライラには『関元』
まず1つめは、『関元』というツボです。
丹田に位置していることから、生命のエネルギーである元気と非常に関係の深いツボといわれています。
つかれやすい方にもおすすめです。
やさしくさすったり、かるく押したり刺激をくわえましょう。
冷えている方は、カイロをはったり腹巻であたためたり、ご自身でお灸をするのもおすすめです。
②生理痛を緩和したい時は『三陰交』
三陰交の名前の由来は、その名の通り、3つの陰経(足の太陰脾経、足の少陰腎経、足の厥陰肝経)がここで交わっていることが由来しています。
女性特有の疾患に効果が高いツボ
消化器系の不具合(下痢、便秘など)にもよく使います。
レッグウォーマーをつけたり、足の末端の冷えにもおすすめです。
生理開始予定日の1週間前からお灸をしたり温めておくことで生理痛の緩和につながります。
③生理中には『合谷』
「谷の合間」を意味する合谷(ごうこく)。
合谷の「合」は親指と人差し指が“出会う位置”という意味で、「谷」は親指と人差し指を開くと“深い谷”のように見えるため「合谷」と名づけられました。
この谷間から身体中のエネルギーが湧き出てくるとも言われています。
風邪のひきはじめ、頭痛、鼻血、鼻水、歯痛、視力低下など幅広い症状への効果が期待できます。また、ほかにも肩コリ、ストレスなど万能のツボです。
「万能のツボ」と呼ばれています。
以上です。
このようなセルフケアにつながる知識もまた未病治ですよね。
ぜひ押したり、さすったり、あたためたりしてみてください。
著者『うるおいの腟レッチ』にも、他にもおすすめのツボを沢山ご紹介しています。
また、女性の身体についてやホルモンについて、ケアアイテムのご紹介もしています。
知らないを知るにかえる1冊となっています。
ぜひご覧頂けるとうれしいです。
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私が書きました!
グラングラン
鍼灸師