COLUMN

顎関節症

顎関節症

2023年10月31日
顎関節症

顎関節症

顎関節症(TMJ症候群)は、顎の関節である顎関節の機能に問題が生じる疾患です。
グラン治療院でも、開口障害や痛みにお悩みでお越しいただくお客様が多くいらっしゃいます。

 

原因

・歯ぎしり

夜間の歯ぎしりによって、顎関節に過度の圧力がかかり、関節に損傷を与えてしまいます。

・ストレスと筋肉の緊張

ストレスによって、咬筋が緊張し、顎の動きに問題が生じます。

・咀嚼筋の過度の使用

過度の噛み締めや硬い食物の過度の摂取によって、咀嚼筋が過剰に使用され、顎関節へのストレスが増加します。

・不正咬合

歯の不正咬合や噛み合わせの問題は、顎の適切な動きを妨げ、痛みを引き起こすことがあります。

・顎関節の異常な構造

顎関節自体の構造的な問題も、症状の原因となります。

・炎症と関節疾患

顎関節炎や関節リウマチなどの関節疾患は、関節に炎症を引き起こし、痛みと運動制限をもたらす可能性があります。

 

症状

・顎の痛み

顎関節症の最も一般的な症状は、顎の痛みです。この痛みは通常、噛む、話す、あくびをするときに感じられ、場合によっては激しい痛みに発展します。

・顎の固さ

顎関節症にかかると、顎の運動が制限され、開口が難しくなります。

・頭痛

顎関節症は頭痛を引き起こすことがあり、特に側頭部や額に痛みが現れます。

・筋肉の緊張

顎関節症によって、顎周りの筋肉が緊張し、顔面の疲労感や筋肉のこわばりが現れることがあります。

・クリッキング

顎の動き中にクリッキングを感じることがあります。

 

予防

・ストレス管理

ストレスは顎関節症のリスク原因の一つです。リラクセーション法やストレス軽減の方法を取り入れて、日常的なストレスを軽減しましょう。

・歯ぎしりの管理

歯ぎしりは顎関節症の原因となります。歯ぎしりが問題である場合、歯科医に相談して適切なマウスガードを装着し、歯ぎしりの影響を軽減しましょう。

・歯の健康維持

歯の問題や不正咬合は顎関節症の原因となり得るため、歯科検診を定期的に受け、歯の健康を維持しましょう。

・適切な姿勢と咀嚼

正しい姿勢を保ち、食事中に十分に咀嚼することは、顎関節への負担を軽減します。急いで食べず、噛むことを意識しましょう。

・適切な食事療法

過度な硬い食物やかみごたえのある食べ物を制限し、柔らかい食事を摂ることが顎関節症の予防に役立ちます。

 

鍼でのアプローチ

その関節にストレスをかけてしまっている硬くなった筋肉や経絡(身体に拡がるツボの道道)を狙って鍼を打ち、筋肉を緩めていきます。
また、自律神経の乱れを調整し、原因となるストレスの緩和も計っていきます。

施術直後から口の開きに変化を感じていただけるお客様が多いです。
顎関節症でお悩みの方はぜひ鍼治療をご活用ください。

私が書きました!

彦山 大樹DAIKI HIKOYAMA

鍼灸師

所属:グラン治療院横浜スパイアス院
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