真夏の紫外線対策!美肌のための3つの基本
- 2019年06月12日
- 季節の症状
『ウルトラ バイオレット レイ』という言葉をご存知でしょうか。
普段あまり耳なじみのない言葉ですが、<UV:ultraviolet rays>そう、紫外線のことです。
紫外線対策ってよく聞くけど、実際何をしたらいいのかわからない・・
日焼け止め以外にも何かしたほうがいいの?
ここでは3つの基本対策をご紹介させて頂きます。
■目次
1.紫外線と肌老化について
2. 紫外線の種類
3.真夏の紫外線におすすめな3つの基本対策
紫外線と肌老化について
紫外線の怖さは肌の老化を早めることにあります。
紫外線を浴び続けた肌は、シミ・シワ・たるみの原因となり対策をしているか、していないかで10年後の肌は大きく変わってしまいます。
一年中降り注いでいる紫外線は、油断しているとダメージは日々蓄積し、肌の老化を進行させてしまいます。日頃のケアを怠らず、UVケアを心がけましょう。
紫外線の種類
紫外線には波長の長い「UVA」と波長の短い「UVB」があります。
UVA:紫外線A波
真皮層(肌の奥)まで到達しダメージを与えて老化を促進させる。
コラーゲンを破壊し、シワやたるみの原因にも。
さらに紫外線A波はガラスを通過するので室内や電車の中でも油断できません。
UVB:紫外線B波
エレルギーが強く、赤くヒリヒリする日焼けを起こす。シミの原因に。
真夏の紫外線に!3つの基本対策
日焼け止めの使用
日焼け止めでこの2種類の紫外線をブロックする方法があります。
紫外線A波に効果を示す「PA」
「PA」には「+」記号の数で紫外線A波のカット指数を表しています。
「+」が多いほど高い効果を示しています。
紫外線B波に効果を示す「SPF」
「SPF」には「10」や「30」といった数字が隣に記載されます。
これは日焼けした箇所が赤くヒリヒリするまでの時間をどれだけ伸ばせるかを示し、「SPF 30」ならヒリヒリタイムまでの時間を30倍に伸ばせるということ。
日焼け止めを選ぶ際はこれらの記号や数値を参考に、外出先や過ごし方に合わせて選ぶようにしましょう。下の表も参考にしてみてください。
日傘や帽子、サングラスを使用する
日差しの強いときの外出時には、日傘の利用も効果的です。また、帽子は直射日光をさえぎってくれます。特に、幅の広いつばのある帽子は、より大きな効果があります。
ただ、日傘や帽子も、太陽からの直接の紫外線は防げますが、大気中で散乱している紫外線まで防ぐことはできません。
サングラスをかける
サングラスや紫外線カット眼鏡を適切に使用すると、眼へのばく露を90%カットすることができます。サングラスを使用する場合は紫外線防止効果のはっきり示されたものを選びましょう。
なお、色の濃いサングラスをかけると、眼に入る光の量が少なくなるため瞳孔が普段より大きく開きます。そのため、紫外線カットの不十分なレンズでは、かえってたくさんの紫外線が眼の中へ侵入し、危険な場合がありますので注意しましょう。
紫外線のダメージはシワの原因に!?
紫外線の強い夏の時期は、お肌のコラーゲンが減少し、シワの大きな原因となります。夏は紫外線によるシミ対策など、美白ケアに集中してしまいがちですが、実は、コラーゲン減少によるシワ対策などのエイジングケアも重要なのです。
美容鍼灸で繊維芽細胞を刺激してコラーゲンを生成
皮膚の基本構造は表面から、「表皮」、「真皮」、「皮下組織」と大きく分けて3層構造になっています。
この中の「真皮」は平均約2mmの厚さがあり、大部分をコラーゲンという繊維状のタンパク質が占めています。そしてその間をヒアルロン酸・エラスチンといった成分も加わり、お肌に弾力を与えています。
お肌に直接鍼を刺すことで肌内部にごくわずかな傷が生じ、その傷を治そうとする生理反応を「創傷治癒」(そうしょうちゆ)と言います。
この「創傷治癒」の効果によって真皮層にある繊維芽細胞が活性化されます。※2 ※3
繊維芽細胞とは
お肌のハリや弾力、潤いのもととなるコラーゲンやエラスチンなどの成分を作り出しているのが「繊維芽細胞」です。
この「繊維芽細胞」を刺激することにより肌の弾力のもととなる「コラーゲン産生」が増加、そして新陳代謝が促進されることで、肌質の変化や肌のハリ感などが現れるのです。
※2小川和宏「PDGFとEGFとによる創部瘢痕形成減少の検討」(『岐阜歯科学会雑誌』33巻1号、2006年)
※3山本丈至「創傷治癒のメカニズムと「ケガの功名」 : 生命の神秘と科学の醍醐味」(『Biophilia』Vol.7 No.4、2011年)
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私が書きました!
川﨑 真澄MASUMI KAWASAKI
鍼灸師
所属:グラン治療院横浜スパイアス院
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