COLUMN

目の疲れのこと EYE STRAIN

ドライアイでお悩みの方へ

2021年07月29日
目の疲れのこと

 

グラン治療院の彦山です。

 

今回はドライアイについてお話しします。

 

ドライアイとは?

ドライアイは、目を守るのに欠かせない涙の分泌量の減少や、涙の質の低下を引き起こす疾患で、目の不快感や視機能の異常が生じ、目の表面に傷を伴うこともあります。

要するにドライアイは涙の病気といえます。

 

 

「涙」は目の表面を覆い、目を守るバリアのような働きをしています。

油層、水層、ムチン層の3層から成り立っていて、この層が不安定になると、涙が蒸発しやすくなったり、眼表面に傷がつきやすくなったりします。

角膜や結膜の細胞へ栄養を供給するのにも使われているため、ドライアイになることで角膜や結膜が傷付きやすくなります。

パソコン作業が多いオフィスワーカーやコンタクトレンズを装用している人に、このタイプのドライアイが増えています。

 

ドライアイの症状

・目が疲れやすい

・目が乾く

・目がゴロゴロする

・物がかすんで見える

 

原因

・長時間のデジタル機器の使用

・エアコン等で乾燥した部屋

・コンタクトレンズの装用

・夜更かし

・加齢

 

ドライアイの対策

①意識的にまばたきをする

パソコンやスマートフォンに集中しすぎるとまばたきが減ることがありますので、意識的にまばたきをすることが大切です。

 

②パソコン使用時の目線

上目使いでデスクトップパソコンを使っている人も注意が必要です。

目を大きく見開かずに済むように、パソコンの画面は目線より下になるように設置するのがおススメです。

 

③加湿器の使用

加湿器を使用したり、エアコンの設定を調整したりして室内の湿度を保ちましょう。

また、エアコンの風が顔に直接当たらないように、職場の環境を整えることも大切です。

 

④まつ毛の内側のアイメイクを避ける

アイメイクでまぶたの際にあるマイボーム腺(目を乾燥から守るために大切な脂質が出る分泌腺)を塞いでしまうと、油分の分泌が妨げられ、ドライアイの原因になることがあります。

まつ毛の内側の粘膜までアイメイクをすることは避けましょう。

 

 

鍼でのアプローチ

睛明(せいめい)

左右の目頭の骨の近くにあるくぼみ。

目の周囲の血行を促し、眼精疲労や痛み、ドライアイの緩和。

精神を安定させる効果もあります。

涙の排出口である「涙点」の近くにあり涙の排出をよくする効果も期待できます。

 

睛明へのアプローチ

↑写真わかりづらくてすみません。

鍼を打った直後から涙が出てきて目が潤います。

 

また、涙の分泌は自律神経に支配されており、リラックス時に働く副交感神経は涙を分泌させ、緊張時に働く交感神経は涙の分泌を抑制します。

現代人はさまざまなストレスにより交感神経が働きやすく、涙の分泌が抑制されているのではないかという考えもあります。

鍼灸施術で自律神経を整え、さらに効果を高めていきます。

 

ドライアイ。

お困りでしたらご相談ください。

私が書きました!

彦山 大樹DAIKI HIKOYAMA

鍼灸師

所属:グラン治療院横浜スパイアス院
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