目の疲れで悩んでいるあなたへ
- 2025年03月27日
- 目の疲れのこと

スマートフォンやパソコンの長時間使用により、多くの人が「眼精疲労」に悩まされています。
特に、慢性的な目の疲れは、肩こりや頭痛、集中力の低下を引き起こすこともあります。
眼精疲労の症状
・目の症状: 目のかすみ、充血、乾燥、まぶしさ、痛み
・身体の症状: 頭痛、肩こり、首の痛み、吐き気
・精神的な症状: 集中力の低下、イライラ、倦怠感
眼精疲労の主な原因
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長時間のデジタルデバイス使用(VDT症候群)
現代社会では、パソコンやスマートフォン、タブレットを長時間使用することが当たり前になっています。
特に、画面を長時間見続けることで「VDT(Visual Display Terminal)症候群」と呼ばれる症状が発生しやすくなります。
・画面を見続けることで瞬きの回数が減り、目が乾燥する(ドライアイ)
・小さな文字を読もうと目を酷使することで、ピント調整機能が疲労する
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眼鏡やコンタクトレンズが合っていない
視力矯正が適切でないと、目が無理にピントを合わせようとし、疲れやすくなります。
・視力が変化しているのに、度が合っていない眼鏡やコンタクトを使っている
・乱視の補正が不十分で、目が過度に調整しようとする
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照明や環境の影響
光の強さや色温度が合っていないと、目に負担がかかります。
・明るすぎる、または暗すぎる照明の下で作業する
・画面のブルーライトが目に負担をかける
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ストレスや自律神経の乱れ
精神的なストレスや生活習慣の乱れは、眼精疲労の大きな原因です。
ストレスがかかると自律神経が乱れ、目の筋肉が緊張しやすくなります。
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血行不良と肩こり
デスクワークや長時間の同じ姿勢によって血行が悪くなると、目の周りの筋肉が緊張し、疲れを感じやすくなります。
特に、首や肩のこりがひどいと、目の疲れを悪化させることがあります。
眼精疲労の効果的な対策
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目の休憩をこまめにとる
長時間画面を見続けないよう、*「20-20-20ルール」を実践しましょう。
*20分ごとに、20秒間、20フィート(約6メートル)先を見つめる
これにより、目のピント調整機能を休ませることができます。
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瞬きを意識する & ドライアイ対策
画面を見ていると瞬きの回数が減りがちです。
意識的に瞬きを増やし、ドライアイを防ぎましょう。
また、加湿器を使う、人工涙液を点眼するなどの対策も効果的です。
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適切なメガネ・コンタクトレンズを使用する
定期的に視力を測定し、度数が合ったものを使いましょう。
また、ブルーライトカットレンズを使用するのも有効です。
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環境を整える
・画面の明るさを適切に調整する
・ディスプレイの位置を目の高さに合わせる
・部屋の照明をやわらかい光にする
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目のストレッチ & マッサージ
目の筋肉をリラックスさせるために、簡単なストレッチやマッサージを行いましょう。
目のストレッチ方法
・目をぎゅっと閉じて、パッと開く(3回繰り返す)
・目を左右・上下・斜めにゆっくり動かす
・目の周りを軽くマッサージする
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温めて血行促進
蒸しタオルを目の上にのせると、血流が良くなり、目の疲れが和らぎます。
市販のホットアイマスクも効果的です。
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生活習慣の改善
・バランスの良い食事(ビタミンA・B群・C・Eを摂取)
・十分な睡眠(目の疲れを回復するために6〜8時間は確保)
・ストレスを減らす(リラックスする時間を持つ)
眼精疲労×鍼灸
眼精疲労の原因の多くは、「目の周りの筋肉の緊張」と「血行不良」です。
これらを改善するのに、鍼灸が非常に効果的とされています。
血流改善
鍼を打つことで血管が拡張し、目の周りの血行が改善。
酸素や栄養が届きやすくなり、疲労物質の排出が促進される。
筋肉の緊張を緩和
目の周りの筋肉(眼輪筋、毛様体筋)のコリをほぐし、ピント調整機能を回復させる。
自律神経の調整
目の疲れがたまると交感神経が優位になり、筋肉が緊張しやすくなる。
鍼灸は副交感神経を刺激し、リラックス効果を促進する。
ツボへの刺激で即効性のある効果
目の周囲や首・肩のツボを刺激すると、即座にスッキリ感を得られることが多い。
眼精疲労にツボ×セルフケア
- 攅竹(さんちく)(眉頭のくぼみ)
効果: 目の疲れ、充血、頭痛の軽減
親指でゆっくり3〜5秒押し、離す(3回繰り返す)
- 太陽(たいよう)(こめかみのやや内側)
効果: 眼精疲労、頭痛、肩こり
人差し指と中指で優しく円を描くようにマッサージ
- 合谷(ごうこく)(手の親指と人差し指の間)
効果: 目の疲れ、肩こり、ストレス緩和
反対の手の親指でグッと押し、10秒キープ
- 風池(ふうち)(首の後ろ、髪の生え際)
効果: 血流改善、肩こり、目の疲れ
両手の親指を使い、少し強めに押す
施術直後から目のスッキリ感を実感していただける方がとても多いです。
「目が疲れやすい」「頭痛や肩こりもひどい」と感じる方は、ぜひ鍼灸施術を試してみてください。
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私が書きました!
彦山 大樹DAIKI HIKOYAMA
鍼灸師
所属:グラン治療院ブエノスカリン院
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