あなたの不調、実は食いしばりが原因かも?
- 2025年03月13日
- 食いしばり

無意識のうちに「歯を食いしばる」ことがありませんか?
「朝起きると顎が痛い」「肩こりや頭痛がひどい」「歯がすり減っている気がする」――そんな症状がある方は、もしかすると食いしばりが関係しているかもしれません。
実は、この「食いしばり」がさまざまな健康トラブルを引き起こす原因になっている可能性があります。
食いしばりとは?
**食いしばり(歯ぎしり)**とは、無意識のうちに強く歯を噛みしめる癖のことを指します。
特に、ストレスを感じたときや集中しているとき、または就寝中に起こることが多いです。
食いしばりが続くと、歯や顎だけでなく、全身の健康にも悪影響を及ぼす可能性があります。
食いしばりの原因
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ストレスや緊張
日常のストレスが原因で、無意識に歯を食いしばることがあります。
特に、仕事のプレッシャーや人間関係の悩みがあると、体が緊張しやすくなります。
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噛み合わせの問題
歯並びや噛み合わせが悪いと、顎に負担がかかり、食いしばりを引き起こすことがあります。
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姿勢の悪さ
デスクワークやスマホの長時間使用で、猫背や前かがみの姿勢になると、顎の位置がずれ、食いしばりが起こりやすくなります。
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睡眠中の無意識な習慣
寝ている間に無意識に食いしばる「睡眠時ブラキシズム」もよく見られます。
これは、脳がリラックスできていないことが原因と考えられています。
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噛み癖や飲み込み癖
普段から片方の歯ばかりで噛んだり、舌の動きに偏りがあると、顎に負担がかかりやすくなります。
食いしばりが引き起こす症状
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顎関節症
顎の筋肉や関節に負担がかかり、**顎関節症(がくかんせつしょう)**を引き起こすことがあります。
「口が開きにくい」「顎が痛む」といった症状が出ることも。
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歯のすり減りや破損
強い力で歯を噛みしめ続けると、歯の表面がすり減ったり、ひび割れたりすることがあります。
最悪の場合、歯が割れることも…。
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頭痛・肩こり
顎の筋肉が緊張すると、頭や首の筋肉までこわばるため、頭痛や肩こりを引き起こしやすくなります。
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睡眠の質の低下
食いしばりが続くと、脳がリラックスできず、眠りが浅くなることがあります。
その結果、日中の集中力低下や疲れやすさにつながることも。
食いしばりを改善する方法
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ストレスを減らす
食いしばりの大きな原因の一つがストレスです。
リラックスするために、次のような習慣を取り入れてみましょう。
・深呼吸をする(1日数回、ゆっくりと深呼吸する)
・趣味の時間を作る(好きな音楽を聴いたり、アロマを焚くなど)
・ストレッチやヨガを取り入れる(筋肉をほぐしてリラックス)
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正しい姿勢を意識する
猫背や前かがみの姿勢は、顎に負担をかけます。
・デスクワーク中の姿勢を改善(椅子の高さを調整し、背筋を伸ばす)
・スマホの使用時間を減らす(長時間下を向かないようにする)
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顎の力を抜くクセをつける
普段から「上下の歯を軽く離す」ことを意識しましょう。
リラックスしているとき、通常、歯は噛み合っていません。
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就寝時にマウスピースをつける
歯科医院で**ナイトガード(マウスピース)**を作ると、睡眠時の食いしばりを軽減できます。
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鍼灸治療で自律神経を整える
鍼灸治療では、食いしばりの根本的な原因であるストレスや自律神経の乱れにアプローチできます。
交感神経の緊張を和らげることで、リラックスしやすくなり、食いしばりの軽減が期待できます。
おすすめのツボ
① 頬車(きょうしゃ)
顎のエラのあたりにあるツボで、顎の緊張をほぐす効果があります。
② 風池(ふうち)
首の後ろ、うなじのくぼみにあるツボで、肩こりや頭痛の軽減に役立ちます。
③ 合谷(ごうこく)
手の親指と人差し指の間にあるツボで、ストレスを軽減し、自律神経を整える効果があります。
④ 太陽(たいよう)
こめかみの近くにあり、頭痛や目の疲れを和らげるツボです。
食いしばりは、歯や顎だけでなく、お顔のたるみにも影響を及ぼします。
改善のためには鍼施術がが効果的ですのでぜひご活用くださいませ。
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私が書きました!
彦山 大樹DAIKI HIKOYAMA
鍼灸師
所属:グラン治療院ブエノスカリン院
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