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ニキビ

「ニキビに負けたくない日々。」肌と心にやさしい向き合い方とは?

2025年05月31日
ニキビ

 

ニキビ――それは「肌トラブル」という名の心の痛み

鏡の中の自分と、ふと目が合う。

そこにぽつんと現れた赤い点。

思春期に始まり、大人になってもふいに訪れる「ニキビ」という存在は、時に私たちの自信を奪い、気持ちを沈ませるほどの力を持っています。

 

「またできちゃった…」とため息をつく夜。

外に出るのが億劫になる朝。

肌の不調は、まるで心の鏡のように、日々のストレスや生活習慣、感情のゆらぎまでも映し出しているかのようです。

 

 

ニキビの正体とは?メカニズムと原因を理解する

ニキビは、医学的には「尋常性ざ瘡(じんじょうせいざそう)」と呼ばれ、毛穴に皮脂や汚れが詰まり、アクネ菌が繁殖することで炎症が起きてしまう状態です。

思春期のホルモン分泌の活性化や、大人になってからのストレス・不規則な生活など、多くの要因が複雑に絡み合って発症します。

 

主な原因は以下のとおりです

過剰な皮脂分泌

ホルモンバランスの乱れ、特に男性ホルモンの影響が大きい

 

毛穴の詰まり

古い角質やメイク汚れが影響

 

アクネ菌の増殖

皮脂を好む菌で、炎症を引き起こす

 

生活習慣の乱れ

睡眠不足、食生活の偏り、ストレスなど

 

 

 

思春期ニキビと大人ニキビ、その違いとは?

思春期ニキビ

皮脂の分泌が活発になる10代に多く見られ、額や鼻などTゾーンにできやすいのが特徴です。

比較的治りやすいですが、無理に潰すと跡が残るリスクもあります。

 

大人ニキビ

20代後半以降にできるニキビは、フェイスラインや顎周りに現れやすく、ホルモンバランスの崩れ、ストレス、乾燥などが原因になります。

治りにくく、繰り返しやすい傾向があります。

 

 

今日からできるニキビケアの基本

正しい洗顔

朝晩のやさしい洗顔が基本です。

泡立てネットでふんわり泡を作り、こすらず丁寧に。

 

保湿の徹底

乾燥は皮脂の過剰分泌を招きます。

ニキビ肌にも保湿は必須。

 

食生活の見直し

糖質や脂質の多い食事を避け、ビタミン豊富な野菜中心の食事へ。

 

睡眠と休息

成長ホルモンが分泌される22時~2時は、肌のゴールデンタイムです。

できるだけこの時間に睡眠を。

 

ストレスの管理

趣味やリラックス時間を持つことで、心のバランスも整います。

 

 

 

東洋医学からのアプローチ:鍼灸がニキビに与えるやさしい効果

ニキビに悩むすべての人へ。

もし「薬を使っても繰り返してしまう」「根本的な体質改善がしたい」と感じているなら、**東洋医学の知恵――鍼灸(しんきゅう)**という選択肢を、ぜひ知っていただきたいのです。

 

鍼灸施術は、「気(き)・血(けつ)・水(すい)」の巡りを整え、体全体のバランスを調和させる治療法です。

ニキビという症状は、東洋医学では「内熱(ないねつ)」「瘀血(おけつ)」「気滞(きたい)」などが原因とされ、これらが皮膚に炎症や毒素として表れると考えられています。

 

 

鍼灸施術によるニキビへのアプローチ

自律神経の調整

ストレスで乱れがちな交感神経と副交感神経のバランスを整え、ホルモンの過剰な分泌を抑制。

 

血行促進とデトックス効果

鍼の刺激で血流を改善し、肌細胞への栄養と酸素供給を促進。老廃物の排出もスムーズに。

 

胃腸機能の改善

消化不良や便秘など、肌荒れに直結する内臓機能の不調を整える。

 

炎症を鎮める

局所の炎症や赤み、熱感を和らげることで、ニキビの悪化を防ぎます。

 

体質改善

体の内側からのバランスを整えることで、繰り返すニキビの根本原因にアプローチ。

 

 

 

ニキビと心の関係:自信と美しさを取り戻すために

「肌が荒れているから、人に会いたくない」「どうして私だけ…」。

ニキビが心に与える影響は小さくありません。

自己否定感、孤独感、焦り――それらはすべて、肌トラブルがもたらす「見えない傷」です。

 

ニキビがある日々は、時にしんどく、つらく感じるかもしれません。

でも、それは「きれいになりたい」「自分をもっと好きになりたい」という、前向きな気持ちの証でもあるのです。

 

少しずつ、自分の肌と、そして心と向き合う。

その一歩一歩が、あなたの美しさをつくっていくのです。

 

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私が書きました!

彦山 大樹DAIKI HIKOYAMA

鍼灸師

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