COLUMN

フェムテックと鍼灸

フェムテックと鍼灸 vol.5男性にも更年期があることしっていますか?

2024年03月20日
フェムテックと鍼灸

こんにちは。

グラン治療院の統括院長、鍼灸師の栗本夏帆です。

最近、フェムテックという言葉とともに、メンテック、メノポーズという言葉がつかわれるようになり、ニュースで特集がくまれたりなど日本でも男性の更年期についても注目され始めました。

 

女性の更年期とは閉経前の5年間と閉経後の5年間とを併せた10年間のことをいいます。
たまに更年期がなかったという方がいらっしゃいますが、更年期は期間のことですので、だれにでもあります。

更年期に現れるさまざまな症状の中で病気に伴わないものを「更年期症状」といい、その中でも症状が重く日常生活に支障を来す状態を「更年期障害」と言います。

 

 

男性にも更年期があることしっていますか?

病気ではないのに、中高年男性で「なんとなくの不調」「突然のほてりや発汗」などが続けば、男性更年期のトラブルかもしれません。

女性特有と思われがちな更年期の症状は男性にもあり、”性ホルモン”の低下やバランスの乱れが原因とされています。

女性の更年期障害は、女性ホルモン(エストロゲン)が急激に減少する閉経前後のおよそ10年間に起こり、閉経後は徐々に慣れて症状は治まっていきます。

男性の場合、男性ホルモン(テストステロン)は一般的に中年以降、加齢とともに穏やかに減少します。

減少の速さや度合い、時期は個人差が大きく、したがって女性と似た更年期症状が男性では、40歳代以降どの年代でも起こる可能性があります。

ただし下記に示すように男性と女性の更年期症状には違いがあり、男性ホルモンの減少によるものを、加齢性腺機能低下症、またはLOH症候群と呼んでいます。

 

男性と女性の更年期障害の違い

 
【男性】
原因:男性ホルモンの低下
時期:特にきまっていない(40歳以降いつまでも)
期間:終わりがない

【女性】
原因:女性ホルモンの低下
時期:閉経の前後5年(50歳前後)
期間:閉経後5年ほどで症状が落ち着く

 

【男性の更年期障害】おもな症状

『心の状態』

イライラ・不安・パニック・眠れない・集中力低下・記憶力の低下
興味や意欲の喪失・うつ症状など

『身体の症状』

疲労感・筋力低下・関節痛・筋肉痛・異常発汗・ほてり・頭痛・めまい・耳鳴り・肥満・メタボリックシンドローム・頻尿など

『男性特有』

性欲の減退・ED

 

【男性ホルモンを増やす!】日常生活の心がけ

◎程度な運動(競争を楽しむ)

◎睡眠の質をあげる
➡テストステロン(男性ホルモン)は午前1時~3時ごろに多く作られる

◎入浴や瞑想などでリラックス

 

いかがでしたか?
男性更年期障害でお悩みの方の受診は『 泌尿器科 』です。

または、男性ホルモンの減少は、ストレスや睡眠不足などの影響を受けるため、
生活習慣の改善が症状回復につながります。

鍼灸治療をうけることで、自律神経を整えることができ、不眠の改善や睡眠の質の向上も期待できます。

まだ症状がない方も、これから上記のような不調がおとずれるかもしれないと知っているだけで予防もできますし、いざ症状がでたときに焦ることも少なくなると思います。

予防医学の鍼灸治療も選択肢の1つにあるということを知っていただきたいです。

当院の鍼灸治療45分コースはどのようなお悩みでも受け付けています。

どんなささいなお悩みでも大丈夫です。

お待ちしております。

私が書きました!

栗本 夏帆KAHO KURIMOTO

鍼灸師

所属:グラン治療院東京院
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