COLUMN

季節の症状 SEASON SYMPTONMS

季節の変わり目

2023年05月09日
季節の症状

こんにちは、グラン治療院の中村です。

 

早速ですが皆様は4月は「変化の季節」と呼ばれていることはご存じでしょうか。

 

春は日々の寒暖差や低気圧や高気圧が頻繁に入れ替わる季節です。

季節の他にも卒業や就職などと社会的にも変化が多い時期もあります。

 

いち早く生活に慣れようと無意識にストレスが蓄積されることによって

自律神経が不安定になりやすい時期として知られています。

 

ところで、生活されるうえでネットやテレビのニュースなどでもよく耳にする

「自律神経」とはいったい何なのでしょうか。

 

自律神経とは

「自分の意志とは関係なく、24時間働き続ける神経」です。

自律神経には昼間に活発になる交感神経と夜に活発になる副交感神経に分けられます。

 

交感神経

主に交感神経は活動するときに優位になり、血管は収縮し、心拍数や血圧も上がりやすく

呼吸も早くなり、興奮状態になります。

特に身体的、精神的ストレスが続いている場合などは交感神経が過剰な状態が続いてしまうため

ストレスを解消するためにリラックスする事が大切です。

 

副交感神経

副交感神経はリラックスをした際に優位になります。

そのため、血管は緩みんで血流はゆっくりになり

心拍数、血圧も下がり、興奮状態も抑制されます。

 

 

自律神経が乱れているの方に当てはまる項目を10個ご紹介させていただきますので

是非、ご自身に当てはまるか確認してください!

 

①身体的な症状、例えば頭痛やめまい、耳鳴りなどがある。

②呼吸困難や不安定な呼吸がある。

③消化器系の問題、例えば腹痛や下痢などがある。

④睡眠障害、寝つきが悪いなどがある。

⑤血圧や心拍数の変動がある。

⑥身体的な症状、肩凝りや腰痛がある。

⑦感情のコントロールが難しく、強い感情を抑えることができない。

⑧認知症状、記憶力の低下や頭が重たくなることがある。

⑨体調がすぐれないことが多く、治療に成功しないことがある。

⑩ストレスが原因でトラウマを経験している可能性がある。

 

 

皆さんは上記10項目の中で何個当てはまりますでしょうか。

 

精神的、身体的な症状をイメージされていた方も多いと思いますが

自律神経の乱れから臓器にも影響することも是非覚えて頂きたいと思います。

 

実際に鍼灸治療の際にも自律神経を整える際にツボを利用していますので

下記にいくつかご紹介させていただきます!

 

 

 

百会

 

場所:頭頂部の真ん中にあり、少し凹んでいる所(両耳を結んだ線)

 

合谷

 

場所:手の甲の親指と人差し指の間、押してみて痛気持ちい所

肩凝りや目の疲れにも効果的です。

 

内関

 

場所:手のひらを上を向けた際に手首のシワができる真ん中の所。

そこから指三本離れた所。(腱と腱の間)

二日酔いや乗り物酔いにも効果的です。

 

心包区

場所:中指の下で手のひらの真ん中の所。

 

足三里

場所:膝の外側にあるくぼみに人差し指を置き、指四本分の所。

胃腸の調節にも効果的です。(消化、吸収、排泄の全ての調節ができるという万能ツボ)

 

太衝

場所:足の親指と人差し指の骨が交差するところの前の、凹んだ場所です。

冷えの改善にも繋がりますので、冷え性の方にもおすすめのツボです。

 

 

いかがでしょうか。

皆様もご存じであるツボはありましたでしょうか。

 

ツボを刺激することで健康や美容に良い効果があるとされていますが、

その前に自分自身の体調や病歴を考慮する必要があります。

個人差や病歴によっては、ツボを刺激することが逆効果や健康被害を引き起こすこともあります。

そのため、自分でツボを刺激する前には、必ず自分の体調や病歴をよく考慮したうえで

行っていただきたいと思います。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

私が書きました!

佐戸井 恭市KYOICHI SATOI

鍼灸師

所属:グラン治療院東京院
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