「夏バテ」経験ありますか?
- 2021年07月31日
- 季節の症状
こんにちは。グラン治療院の三村です。
さて皆さんは暑い季節に「夏バテ」を経験されたことはありますか?
グランに来てくださっているお客様も体がだるい、食欲がわかない、暑さで寝付けない、疲れやすい等のお悩みを抱えているお客様も多いです。
このような主な原因は「自律神経」が関係しています。
自律神経とは
自律神経は内臓の働きや代謝、体温を人の意思とは関係なく24時間働き続けています。
緊張や興奮している時に活発になる「交感神経」、リラックスしている時に活動する「副交感神経」が互いに張り合っています。
暑い季節の室内外の温度差によって自律神経が乱れてしまいます。
夏バテは特に「胃腸」がダメージを受けやすいです。
自律神経が乱れると内臓機能の働きが弱ってしまい、胃液・胃酸の分泌が低下してしまいます。
そこで今回は胃腸を整えるツボと漢方を紹介します。
ツボとは
体には全身を巡る経絡という「気」が流れています。その気の出入り口が「経穴」いわゆるツボと言われます。
簡単に電車で例えると線路が経絡、止まる駅が経穴という事です。
体には400以上の目には見えないツボがあり、ツボを刺激する事で経絡を流れ5臓6腑が活性化され身体が整うというメカニズムになっています。
胃の不調に効くツボ
胃に効くツボは正直沢山あります。
その中でも今日は鍼灸師に多く使われる胃の不調に効くツボを紹介していきたいと思います。
足三里
膝下と膝横の出っ張っている骨の間で指四本分下のところ。
中脘
お臍とみぞおちの真ん中。ストレスやつかえ感がある時張っていることがあります。
内関
手首真ん中から指3本分のぼったところ。船酔いや妊娠中のつわりにも効くと言われています。
漢方とは
様々な生薬を組み合わせてできたもので西洋医学では対応しにくい不定愁訴や検査では現れにくい不調をその人の体質に合わせた漢方で治療することが多いです。
安中散
体力が低下した方で腹部の筋力がなく、胃痛又は腹痛があり、食欲不振、胃もたれのある方におすすめ。
補中益気湯
体力虚弱で疲れやすく食欲不振、無気力で四肢がだるく感じる方におすすめ。
六君子湯
瘦せ型で体力がなく全身倦怠感、食欲がなくみぞおちの使えがあり、食欲不振、胃下垂の方におすすめ。
五苓散
口が乾き、めまいがありむくみやすく、暑気あたり、頭痛、二日酔いの方におすすめ。
今回ご紹介した漢方はグランで販売しております。
近くにお越しの際はぜひお寄りくださいませ。
皆様も夏バテによる胃の不快感や気怠さがあった時、漢方や鍼灸に委ねてみてはいかがでしょうか。
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私が書きました!
彦山 大樹DAIKI HIKOYAMA
鍼灸師
所属:グラン治療院横浜スパイアス院
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