素肌美人の鍼灸師が実践する睡眠術 〜美肌への1歩は良質な睡眠から!?〜
- 2022年12月30日
- 睡眠
こんにちは!
多くの方がご存知の通り、美肌を手に入れる為には良質な睡眠は欠かせないものです。
しかし、それはいったいどのようなものなのか、ご存知でしょうか。
「自分は良質な睡眠が取れていない」と思っていらっしゃる方は、ぜひ今からお伝えする
内容を実践してみて下さい!
反対に「自分は良質な睡眠を取れている」と思っていらっしゃる方は更に良質な睡眠へと高められますよう、
日々の見直しとして参考にして頂けると嬉しいです。
まずは、睡眠が私たちにどのような役割を担っているのか?からお伝えしていきます!
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睡眠の役割
①疲れや老廃物を取り除く
生活の中で溜まる心・身体・脳の疲れや老廃物。
1日を通してカラダに溜まったものをカラダの外へ排出し、
ついでにメンテナンスをしてくれるのが睡眠の役割です。
この働きをご存知の方も多いのではないでしょうか。
しっかりと睡眠を取った翌日に、いつもよりカラダが軽い感覚や朝から活発に活動しやすいと感じるのは、
まさにこの働きが関与しています。
反対にカラダの疲れを感じやすく、日中いつもより集中力が上がらない場合はこの働きが不十分である可能性があるので、普段の睡眠を見直す必要がありそうです。
②栄養や美容成分を吸収する
美容に大きく関与しているのがこの働きです。
カラダに良いものを吸収して取り入れ、カラダの内側からお肌を再生していく重要な役割です。
食事からは「栄養」・運動からは「筋力」・スキンケアからは「美容成分」といった
良いものを睡眠中に吸収し、日中に受けたダメージを修復・回復させる働きがあります。
睡眠中は良いものを受け止める、いわゆる「受け皿」の働きを果たしているという事です。
また、これら以外にも「学力」・「記憶」・「運動機能」など様々なものを受け止める働きも備えています。
そのため、寝る直前まで考え事をしていたりすると、せっかくの良いものを十分に吸収できなくなってしまいます。
出来るだけ良いものを沢山吸収する為にも、就寝前はゆっくりできる時間を作ってあげるのが大事です。
さて、睡眠が私たちにもたらす効果をお伝えしました。
次は「良質な睡眠」を得るために重要なポイントを3つお伝え致します。
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「良質な睡眠」のポイント3選
①副交感神経が優位である
「自律神経」という言葉を聞いたことはありませんか。
自律神経とは「交感神経」・「副交感神経」という2つの神経を指しています。
「交感神経」は日中の活動時に活発に働き、体温や心拍数を上げてくれる働きがあり、
「副交感神経」は気持ちを落ち着かせてくれる働きがあります。
そのため、就寝前は交感神経を落ち着かせ、副交感神経を優位にする必要があります。
しかし、交感神経は少しの行動や刺激などで比較的安易に高まってしまうため、
副交感神経を優位にするのは意外と難しいものなのです。
例えば、就寝ギリギリまでスマホを触っていると、スマホから発する光が交感神経を刺激し続けてしまいます。
その結果、目が冴えてしまい、なかなか寝付けず、気がつくと時間が過ぎていることも。
また、眠れたとしても、副交感神経優位でないために睡眠の質が浅く、翌朝スッキリと起きられない。その結果1日をどんよりした気持ちで過ごすことに繋がってしまいます。
②深部体温が低下している
実は、睡眠中は深部体温が1℃ほど下がると言われています。
就寝前より目覚めた時の方が少し肌寒く感じるのはこのためです。
就寝前はカラダの表面から熱を逃がすことで体内の温度を下げていきます。
この時に人は眠気を感じ、自然な眠りへと導いてくれるのです。
そして、この一連の流れをスムーズにするには、入浴が最も有効と言われています。
湯船に浸かることで体温が上がり、血行が良くなることで身体の表面が温まります。
その後体温調節のために熱を放散して体温を下げていきます。
この一連の流れは1〜2時間ほど時間を掛けて行われますので、就寝1〜2時間前に入浴することがオススメです。
③睡眠ホルモンが整っている
睡眠に関係するホルモンに「メラトニン」があります。
これは夜に多く分泌され、体内時計を調節し、自然な睡眠へと導く働きがあります。
また、活性酵素を除去するアンチエイジング効果も備えているため、美肌作りには欠かせないホルモンの1つです。
しかしスマホなどから発する光はメラトニンの合成に悪影響を及ぼしてしまいます。
就寝前のスマホやパソコンの使用には気をつけないといけないですね。
・今夜から実践したい睡眠前行動
①就寝前は部屋の明かりを暗くする
部屋の明かりを暗くすることで、副交感神経が優位になり、寝つきやすい状態を作ることができます。
また、就寝前は暖色系がオススメ!
暖色系は心を落ち着かせるリラックス効果があります。
反対に蛍光灯でよく使われる寒色系は集中したい時にオススメです。
間接照明などを上手く利用し、自然な眠りへと誘導してあげましょう。
②温かい飲み物を飲む
温かい飲み物は、内臓からの体温上昇を促してくれます。
自然な眠気は体温が下がり始めた時に起きるため、睡眠前のリズムを作るのにオススメです。
また、安眠効果を高めるために、ノンカフェインのものを選びましょう。
特にオススメなのは『白湯』・『生姜湯』です。
『白湯』は胃腸への負担が最も少なく、身体を温めることができます。
また、デトックス効果もあり、睡眠中の身体の掃除にも効果的です。
『生姜湯』は身体の隅々まで温める働きがあります。
また、抗菌作用から免疫力の向上も期待できる飲み物です。
③ぬるめのお湯でゆっくりと入浴する
先ほどもお伝えした通り、就寝1〜2時間前に入浴することで就寝前に深部体温が下がり、
自然な眠りへと導いてくれます。
また、この効果を高めるには「ぬるめのお湯」に浸かることがオススメ。
熱めのお湯は反対に身体の覚醒を誘ってしまい、交感神経が優位になって
深部温度が下がりにくくなってしまいます。
その為、38度ほどのお湯で5〜30分浸かるようにしてあげましょう。
ゆっくり浸かり、じっくりと身体を温めることでリラックス効果を高めることができます。
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終わりに
いかがでしたでしょうか。
美肌を手に入れる為には、良質な睡眠は欠かせないものです。
しかし、今の生活を大きく変える必要はなく、ほんの少し意識するだけで十分良質な睡眠を手に入れられることが
お分かり頂けたと思います。
良質な睡眠は、美肌以外にも、日常をより明るく元気に過ごす為にも大切であり、
皆さんの生活のあらゆるものに関わってくるものです。
毎日行うものだからこそ、今夜から1つでも、お試し気分で実践してみませんか。
また、鍼灸治療は何度も登場した『自律神経』を整える効果があります。
もし普段の生活の中で「カラダの疲れがなかなか取れない」・「夜寝つきが悪く、日中眠たくなってしまう」
「毎日が忙しくて夜ゆっくり休めない」ということにお困りの際は、是非一度、鍼灸治療を試して見てください。
鍼が怖いという方にもご安心いただけますよう、誠心誠意ご対応させて頂きます。
また、「鍼を受ける前に相談だけしたい」という方も大歓迎ですので、いつでもお気軽にご相談下さいね。
皆さまの毎日がほんの少しでも明るくなれますよう、精一杯サポートさせて頂きます。
また、当院では入浴による効果を高めてくれる入浴剤「薬用ホットタブ重炭酸湯」を販売しています。
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また、温浴効果を高めてくれるだけでなく、冷え・肩こり・腰痛などの様々なお悩みにもオススメです!
いつもの入浴からしっかりと身体のケアが行えます!
これからの寒い季節にピッタリな商品ですので、是非お試し下さい。
最後までお読み頂きありがとうございました。
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私が書きました!
川﨑 真澄MASUMI KAWASAKI
鍼灸師
所属:グラン治療院横浜スパイアス院
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