悪い姿勢がもたらす影響
- 2023年11月28日
- お家ケア
こんにちは。グラン治療院の堀井です。
今回は私が身をもって知った「姿勢の大切さ」についてお話ししたいと思います。
幼少期からクラシックバレエを習っていた私は、唯一自慢できることが「姿勢の良さ」でした。
普段生活をしているだけで、「姿勢が良いね」「所作が綺麗」「スタイルが羨ましい」と褒められることが多く、私にとってはその言葉ですら当たり前のことでした。
しかし、、、バレエを辞めてからは体の至る所で不調が出てくるのでした、、。
【良い姿勢と悪い姿勢】
「良い姿勢」とは、左の写真の様に
耳、肩、股関節の出っ張り、くるぶしの少し前が一直線になっている状態を指します。
右の写真は少し誇張されていますが、左の写真と比べて
耳が肩より前に出ていたり、股関節の出っ張りがくるぶしより前に出ているのが分かりますね。
【姿勢が悪いとどんな不調が…⁈】
バレエをやめてから、日常生活の癖や筋肉の衰えにより、上の写真のような悪い姿勢になってしまいました。
体に不調がなかった私ですが、姿勢が悪くなってからは、
首肩コリ、腰痛、むくみ、便秘、寝付きの悪さ、自律神経の乱れにより疲れやすい体へと変貌していきました。
骨格が歪んで姿勢が悪くなっている分だけ別の場所に負荷がかかり、様々な場所の筋肉が凝ってしまいます。
→例えば日本人の約8割が発症しているストレートネック。
ストレートネックは首が前に出ている分だけ頭の重さが何倍も首にかかります。
成人の頭の重さは約4〜6kgあるため、かなりの負担がかかっていることになります。
そして首に負担がかかることで首肩こりや頭痛などの不調が出ます。
またストレートネックは、姿勢が常に前かがみになり肺が圧迫されます。
すると、呼吸に関わる筋肉がスムーズに動かなくなり、呼吸が浅くなってしまいます。
呼吸が浅くなると自律神経の働きが低下して、便秘や不眠などの症状も出てきます。
さらには、イライラしやすくなったり、気分が落ち込みやすくなったりと、体だけでなく精神面にも影響を及ぼしてしまいます。
【あなたの姿勢は悪い姿勢…⁇】
壁を背にして立ち、
かかと、お尻、肩、頭、ふくらはぎを順番につけていきましょう。
この時、腰と壁に手のひら一枚分くらいの隙間が空くのが理想です。
- 頭や肩が壁につきにくい人
→ストレートネック、猫背、巻き肩の状態
- ふくらはぎがつかない人
→骨盤が歪んでいる状態
- 壁と腰の隙間が広い人
→反り腰の状態
- 壁と腰の隙間が無い人
→全体的に筋力不足の状態
いかがでしたか、、?
正しい姿勢って結構辛いですよね、、。
しかし、筋力が無くなり少しでも楽な姿勢を取ろうと「猫背」や「反り腰」といった悪い姿勢を取ってしまうとこれが余計に体を疲れやすくしてしまうのです。
次回は「良い姿勢」になれるトレーニングやストレッチ方法をお話ししたいと思います。
最後までお読みいただきありがとうございます。
ではまたお会いしましょう。
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私が書きました!
佐戸井 恭市KYOICHI SATOI
鍼灸師
所属:グラン治療院東京院
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